『食品保存』で節約!
8月20日の日本テレビ「世界一受けたい授業」では、
『食品保存』をテーマに、手作り麦茶や味噌など、
様々な気になる食品の保存方法が紹介されていました!
食品保存の一工夫最新版!
気になる食品保存ランキングトップ5の保存方法
などをまとめてみました!
最新版!『食品保存』の一工夫!
日常、『食品保存』に気を使っていますか?
実は、日本では、食べられずに捨てられる商品が、
1年間でおよそ632万トンもあるといいます。
1人あたりにすると、約50㎏!
金額にすると、4人家族1世帯辺り、
なんと、年間約6万5千円も捨てている事になるそうです!
原因の一つが、
間違った保存方法で食材腐らせ、
捨ててしまうことにあります。
今回の「世界一受けたい授業」で、
正しい『食品保存』の方法について教えてくれたのは、
東京農業大学元教授・徳江千代子先生です!
徳江千代子先生の著書♪(↓)
食品の保存テク [ 朝日新聞出版 ]
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徳江千代子先生が教えてくれた、
気になる食品保存ランキングトップ5や、
いちごの保存方法などをまとめてみました!
『いちご』の保存方法!
『いちご』を長持ちさせる保存方法は、
A「汚れを丁寧に水で洗って、水を切ってから、容器に入れて冷蔵庫保存する」
B「洗わずに容器に入れて冷蔵庫保存する」
どちらの方法だと思いますか?
正解は、
B「洗わずに容器に入れて冷蔵庫保存する」!
一見、Aの”水で洗ってから保存する”方が、
丁寧で良さそうに思えますよね!
しかし、1週間冷蔵庫で保存したいちごを比べてみると、
Aの”水で洗ってから保存する”方のいちごは、
カビが生えたり、傷んだりしています。
Aの方は、4個中3個のいちごがダメになってしまいました。
しかし、Bの”洗わずに保存する”方のいちごは、
綺麗なまま、4個とも傷んではいませんでした。
実は、いちごの保存に大敵なのは、“水分”です!
洗った後、水を切ったつもりでも、
わずかな水分がつくと、一気に傷みやすくなってしまいます。
いちごは、食べる直前まで
洗わずに保存するのがベストです!
気になる食品保存ベスト5!
街の人達が気になる“食品保存ランキング”
トップ5です!
■第5位『みそ』の保存方法!
『みそ』を長持ちさせる保存方法で、
気になるのが、みその上にある“薄い紙”!
この薄い紙は、
A「とった方がいい」
B「とらない方がいい」
どちらだと思いますか?
正解は、B「とらない方がいい」!
みそは、空気に触れるだけで酸化が進んでしまいます。
出来るだけ、空気を遮断するのが、保存の大切なポイントです!
薄い紙1枚でも、
酸化と乾燥を防ぐことが出来ます。
みその使用後は、
ヘラやスプーンなどで表面を平らにし、
その上に薄い紙を密着させてフタをしましょう!
少し手間ですが、
これをしないと、空気に触れる面積が大きくなってしまいます。
薄い紙のシートをうっかり捨ててしまった場合は、
代わりに、ラップを使っても大丈夫です。
■第4位『手作り麦茶』の保存方法!
『手作り麦茶』の正しい保存方法は、
A「煮出してから、急速に冷やし冷蔵庫で保存」
B「煮出してから、ゆっくり粗熱をとって冷蔵庫で保存」
どちらの方法だと思いますか?
正解は、
A「煮出してから、急速に冷やし冷蔵庫で保存」!
Aの「煮出してから、急速に冷やし冷蔵庫で保存」の場合は、
麦茶の中の菌は、日数が経ってもほぼ増えません。
しかし、Bの「煮出してから、ゆっくり粗熱をとって冷蔵庫で保存」の場合は、
3日目くらいから菌が急激に増えてきます。
せっかく煮出して熱を通しても、
ゆっくり温度を下げると、菌は増えてしまいます。
菌が増えた状態で冷蔵庫へ入れても、
菌はますます増えてしまうだけなのです。
一方、手軽な水出しタイプの麦茶は、
煮出した場合よりも日持ちが悪いです。
2日で飲みきるようにしましょう!
■第3位『果物(桃)』の保存方法!
『桃』をおいしいまま保存する方法は、
A「冷蔵庫で保存」
B「常温で保存」
どちらの方法だと思いますか?
正解は、
B「常温で保存」!
桃は冷蔵庫で保存すると、
水分が抜け、甘みも少なくなってしまいます。
常温保存する場合には、
キッチンペーパーで包んで、
風通しの良い場所に保存します。
キッチンペーパーで包んだ桃と、
包んでいない桃の1週間後を比較すると、
キッチンペーパーで包んでいない桃の方は、
表面は変色し、シワシワになり、
かなり傷んでいます。
しかし、キッチンペーパーで包んだ桃の方は、
黒い変色も少なく、表面もしっかりしています。
中身を比べても、
キッチンペーパーで包んでいない桃の方が
激しく傷んでいます。
常温で保存した桃は、
食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと、
美味しくいただけます!
■第2位『肉』の保存方法!
『肉』は、買って来てそのまま冷蔵庫に入れがちですが、
それでは正しい保存方法ではありません。
ポイントは、とにかく空気に触れさせない事!
肉は、空気に触れると、
すぐに酸化して傷みやすくなります。
余った肉をトレーに入れてラップをして、
冷蔵庫に保存するのも正しい保存方法ではありません。
長持ちする冷蔵方法は、
「肉の表面をペーパーで拭いて、
1枚ずつ空気が入らないようにラップで包み、
密閉袋に入れてチルド室で保存する」!
肉を冷凍保存する場合は、
そのまま冷凍すると、肉の旨味が減ってしまいます。
肉を美味しく長持ちさせる為に、冷凍前にすることは、
「肉を氷水にくぐらせる」です!
肉を氷水にくぐらせると、
肉の表面に氷の膜ができます。
この膜が、肉の酸化や乾燥を防いでくれます。
肉全体を氷水にさっとくぐらせたら、
水分を拭き取らずにラップして、そのまま冷凍庫へ入れます。
解凍する時、氷が溶けるとともに、
多少肉汁も出ますが、
この方法が確実に肉の酸化や劣化を防ぎ、
美味しくいただけます。
■第1位『野菜(カボチャ&レタス)』の保存方法!
■カボチャ
使いかけの『カボチャ』を長持ちさせる保存方法は、
A「種をとって保存」
B「種はとらずに保存」
どちらの方法だと思いますか?
正解は、
A「種をとって保存」!
丸ごとのカボチャの場合は、
風通しの良い場所で2~3か月保存可能です。
しかし、カボチャは切ると傷みが早いので、
注意が必要です。
カボチャの種は、栄養を多く含んでいるので、
その部分から傷んできてしまいます。
スプーンで種をきれいに取り除き、
空気に触れないように、ラップでキッチリと覆い、
野菜室で保存しましょう!
■レタス
『レタス』を1玉全部使い切るのは、
なかなか大変ですよね!
しかし、包丁で切って残りを保存するのは、
間違った保存方法です。
実は、レタスは金属にあたると、
その部分が変色しやすく、
細胞が崩れて、味も落ちてしまうのです。
丸ごと買って、全部食べない場合は、
外から1枚ずつ剥がして使い、
残りを保存しましょう!
残ったレタスを簡単に長持ちさせる方法は、
「つまようじをレタスの芯に3~4本刺した後、
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する」です!
つまようじを刺したレタスと、
そのままのレタスを比べてみると、
そのままのレタスの方は、2日目から
次第に変色して、4日目には、茶色く変色ししんなりとしています。
しかし、つまようじを刺したレタスの方は、
4日目になっても、みずみずしいままです。
実は、レタスは収穫後も成長しようとします。
しかし、新たなエネルギーを十分に作れない為、
葉に残ったエネルギーを取ってしまい、
レタスの葉が傷んでしまうのです。
レタスの芯につまようじを刺すことで、
レタスが成長しようとする働きを
弱めることが出来るというワケです。
まとめ
『食品保存』で節約!
8月20日の日本テレビ「世界一受けたい授業」では、
『食品保存』をテーマに、手作り麦茶や味噌など、
様々な気になる食品の保存方法が紹介されていましたので、
食品保存の一工夫最新版!
気になる食品保存ランキングトップ5の保存方法
などをまとめてみました!
ちょっと一工夫するだけで、
家計を節約できるって、素晴らしいですね。
ぜひ、今後は食品保存の意識を
高めていきたいと思います!
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